タイ料理には「ほんのり甘い・フルーティ」なワインがよく合う
辛み、甘み、酸味、スパイスの香りなどが複雑に絡み合うタイ料理には、口の中をまろやかにして、香りを運んでくれる「ほんのり甘い」ワインや「フルーティ」なワインがよく合います。 たとえば、おすすめはこんなワイン- 甘みのある白ワイン
- 穏やかでフルーティな赤ワイン
- ロゼワイン
タイ料理に合うワイン①甘みのある白ワイン
タイ料理に合うワインとして、一番おすすめしたいのが、少し甘めでアロマティックな白ワインです。 たとえば、ドイツを代表する香り豊かな白ワイン「リースリング」や、しっかりした果実味とコクがある「ピノ・グリ」など。タイ料理を食べた後に残る「辛み」を「優しい甘み」でまろやかにして、柔らかな香りを運んでくれます。タイ料理に合うワイン②穏やかでフルーティな赤ワイン
「タイ料理にも、やっぱり赤ワインを飲みたい!」という人におすすめなのが、穏やかでフルーティな赤ワインです。 辛くてスパイシーなタイ料理には、タンニンがきいた渋みのあるもの・重いものより、フルーティで軽いワインがよく合います。 ガメイや、ピノ・ノワールからつくられるワインや、キャンティ、リオハなどを、ぜひ試してみてください。タイ料理に合うワイン③ロゼワイン
タイ料理に合わせて「軽く飲みたいな」という時におすすめなのが、優しい甘みのロゼワインです。 ロゼワインの優しい甘みと、スパイシーなタイ料理のマリアージュが楽しめます。 フランスでは、夏にキリリと冷やしたロゼを食前酒として飲むのが定番です。まずは食前に一杯。2杯目からは、タイ料理と一緒に。なんて飲み方も"粋"ですよね! スッキリ飲みたい時には、ロゼのスパークリングもおすすめですよ。タイの代表料理×おすすめワイン
タイ料理には、サラダのような軽い「生春巻き」や、酸味の強い「トムヤンクン」、甘みと辛みが混ざり合う「グリーンカレー」などなど……個性豊かな料理がたくさんあります。 「結局どの料理にどのワインを合わせたらいいの?」と悩む方も多いはず。 そんな方のために、つづいて、タイの代表料理に合わせる「おすすめワイン」を紹介していきたいと思います。
まずは、ざっと一覧です。 タイ料理×おすすめワイン
- グリーンカレー×ニュージーランド産の「ピノグリ」
- トムヤンクン×「リースリング」ブレンドの白ワイン
- 生春巻き×プロヴァンスの「ロゼワイン」
- ガパオライス×軽くてフルーティな「ボジョレー」
- パッタイ×香り豊かなスプマンテ「アスティ」
グリーンカレー×ニュージーランド産の「ピノグリ」
ヴァヴァサワー/マールボロ ピノ グリ [2018年ヴィンテージ] 750ml 白ワイン
グリーンカレーに合うおすすめワインは、「ニュージーランド産」のピノグリです。
ピリリと後を引く辛さと、濃厚なココナッツミルクの風味が特徴のグリーンカレーに、ピノグリの優しい甘みと、しっかりとした果実味・コクが複雑に絡み合います。グリーンカレーのこくや旨みを楽しみながら、フルーティな香りとまろやかなワインのハーモニーを楽しんでくださいね。
トムヤンクン×「リースリング」ブレンドの白ワイン
J & H ゼルバッハ/ リープフラウミルヒ ブルーボトル Q.b.A. [2016年ヴィンテージ] 750ml・白ワイン
トムヤンクンに合うおすすめワインは、アロマティックな香りが魅力の「リースリング」ブレンドです。
ドイツ産のやわらかな香りと味わい、ふくよかな甘さの白ワイン。リースリングの他にシルヴァーナ、ミュラートゥルガウなどがブレンドされています。 酸味と甘味と辛さが複雑に絡み合う、トムヤンクンは、辛みが強いのも特徴ですよね。 ちなみに……辛みの強い料理には、スパークリングワインは避けた方が無難。口の中をさらに刺激して辛みが増してしまうことがあるからです。 優しい甘みの白ワインでマイルドに包み込みましょう。
生春巻き×プロヴァンスの「ロゼワイン」
トリエンヌ/I.G.P メディテラネ トリエンヌ ロゼ [2019] 750ml ロゼ
生春巻きに合うおすすめワインは、フランスの南にあるプロヴァンスの「ロゼワイン」です。
パクチーの風味や、甘辛いソースには、風味豊かでフルーティなロゼワインがよく合います。 夏にロゼを飲むのは、フランスでは定番の楽しみ方。サラダ感覚で食べれる生春巻きは、前菜にピッタリです。生春巻きをつまみながらフランス流にアペロ(ディナー前に1杯)。ロゼで乾杯!なんて素敵ですよね。 庭やベランダでアウトドア気分を楽しみながら、飲むのもおすすめですよ。
ガパオライス×軽くてフルーティな「ボジョレー」
ピエール ラモット/ ボージョレ [2018年ヴィンテージ] 750ml・赤ワイン
ガパオライスに合うおすすめワインは、ガメイ葡萄からつくられる、軽くフルーティな赤ワイン「ボジョレー」です。
ナンプラーやバジルと一緒に炒めた、旨みのつまった挽肉が美味しいガパオライスに、フルティーな赤ワイン、ボージョレが良く合います。 夏に赤ワインは「ちょっと重いかも…」と思う方もいるのでは?フルーティーでタンニンの少ないボージョレは冷蔵庫で冷やして飲むのも美味しいので、夏にも美味しく飲めますよ! 夏の暑い日に、ガパオライスと冷やしたボジョレーをぜひ試してみてくださいね!
パッタイ×香り豊かなスプマンテ「アスティ」
サンテロ/ アスティ セッコ 958 [NV] 750ml・白泡 スパークリングワイン
パッタイによく合うおすすめワインは、マスカットの華やかな香りと、ほんのりとした甘さ、きめ細やかな泡……イタリアを代表するスパークリングワイン「アスティ」です。
甘辛い麺に、海老の旨味。キュッとライムやレモンを絞って食べるパッタイは、発泡白ワインでスッキリと。 ほんのりと甘みのあるフルーティなアスティは、ワインだけでも("あて"がなくても)楽しみやすいので、まずはワインだけで乾杯を。続いて、タイ風焼きそばパッタイとのペアリングを楽しむのがおすすめです。 ゆっくり家族や友人とおしゃべりしながら楽しむことができます。
まとめ:タイ料理におすすめワインは甘めの白・フルーティな赤・ロゼ
タイ料理に合わせるワインは「甘めの白」「フルーティな赤」「ロゼ」がおすすめです。 もっと具体的に…「タイ料理×おすすめワイン」はこちら。- グリーンカレー×ニュージーランド産の「ピノグリ」
- トムヤンクン×「リースリング」ブレンドの白ワイン
- 生春巻き×プロヴァンスの「ロゼワイン」
- ガパオライス×軽くてフルーティな「ボジョレー」
- パッタイ×香り豊かなスプマンテ「アスティ」
暑い夏には、ピリリと辛く、スパイスが効いたタイ料理が食べたくなりますよね!ワイン好きなら、タイ料理に合わせて、ちょっと冷やしたワインを飲んでみて。 私は今週末は、アジア気分に浸りながらパッタイとロゼを楽しむ予定です。ぜひあなたも、タイ料理とワインを楽しんでくださいね!