【セカンドライフ】人生で一度は飲んでみたいワイン

【セカンドライフ】人生で一度は飲んでみたいワイン
量より質を求める50歳代からのワインライフ。今回は、人生で一度は飲んでみたいワインをご紹介します。

至福の時間を提供してくれるワイン

せっかくワインを飲むならいいワインを飲みたい、いろいろワインを飲んできたので量より質を求めたいなど、人生もワインライフも成熟期に入ったかたは、ワインとともに至福の時間を過ごしたいとお思いでしょう。1日の終わりにワインと向き合い、自身の時間をゆっくりと過ごすのは特別なひとときです。ワインと向き合うことで、自分とも向き合うこともできる、ワインはそんな特別な飲みもの。幸せな時間を与えてくれるすばらしいワインはたくさんありますが、そのなかでも、ワイン・ラヴァーなら一生に一度は飲んでみたい垂涎ワインをご紹介します。

あこがれのワイン6選

アルマン・ド・ブリニャック/ ブラン・ド・ブラン

シャンパンは、「特別感」がありますが、そのなかでも群を抜くアルマン・ド・ブリニャック。世界中のセレブリティに愛されているシャンパンとしても有名です。

アルマン・ド・ブリニャックは、シャンパン・メゾンであるキャティア家が手掛けるシャンパンです。キャティア家の歴史は、1625年、フランスのシニー・レ・ロゼ村でブドウの栽培を開始したことに始まります。先祖代々、家族でブドウ栽培をおこなってきました。2000年に、12代目当主ジャン・ジャック・キャティアと13代目アレクサンドル・キャティアが「最高級のシャンパンを造る」ことを目指し、試行錯誤を重ね、2006年にアルマン・ド・ブリニャックを誕生させました。

このブラン・ド・ブランは、アルマン・ド・ブリニャック初のシャルドネのみを使ったシャンパン。伝統的なシャルドネの地区であるコート・ド・ブランとモンターニュ・ド・ランスのシャルドネをほぼ半分ずつ使っています。

香りは、洋梨やヘーゼルナッツ、シナモンやバニラのスパイスも感じられます。さらに、ジンジャーブレッドや焼き菓子のアロマも重なり合うリッチな芳香。味わいは、グアバ、グースベリー、桃を感じさせると同時に、いきいきしたミネラルもあります。しなやかでエレガントなシャンパンです。

アルマンド ド ブリニャック ブラン ド ブラン [NV] 750ml・白泡

ドメーヌ・ルフレーヴ / バタール・モンラッシェ グラン・クリュ

世界最高峰の白ワインともいわれている「モンラッシェ」。フランス、ブルゴーニュ地方のピュリニー・モンラッシェ村とシャサーニュ・モンラッシェ村にまたがる畑のワインで、モンラッシェ・グラン・クリュ、シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ、クリオ・バタール・モンラッシェの5つのグラン・クリュがあります。

ドメーヌ・ルフレーヴは、ピュリニー・モンラッシェの名門ドメーヌで、20世紀初めにジョゼフ・ルフレーヴにより設立されました。イギリスの権威あるワイン雑誌『デキャンター』誌にて、2006年「白ワインの世界10大生産者」の第1位に輝き、現在も世界中のワイン・ラヴァーを惹きつけてやまないドメーヌとなっています。

まだ有機農法が注目されていなかった時期から、ドメーヌ・ルフレーヴはビオディナミ農法をおこなっています。1990年にビオディナミ農法を採用し、1997年にはすべての畑で実施し、ビオディナミの先駆者的存在となりました。

このバタール・モンラッシェ・グラン・クリュは、華麗な花、洋梨や桃などの果実の香りが広がります。しっかりしたミネラルとふくよかな果実味があり、さわやかさがありながらも、まろやかで厚みのある味わいです。熟成するとさらに楽しむことができる、ポテンシャルのあるワインです。

シャトー・ラトゥール

フランス、ボルドーのメドック地区の格付け1級にあたる「五大シャトー」は、ワイン・ラヴァーのヒーローです。五大シャトーのひとつであるシャトー・ラトゥールは、メドック地区ポイヤックに位置します。14世紀の要塞として建てられた塔がシンボルのシャトーとして知られていて、エチケットにその塔が描かれています。五大シャトーのなかでも、最も力強い味わいといわれています。

味わいは、パワフルで凝縮感があり、荘厳。スミレの花、カシスやプラムなど黒系の果実のアロマ、森を思わせるニュアンスやトリュフ、そしてチョコレートなどを感じる非常に複雑な香りです。世界屈指のグラン・ヴァンにふさわしい、完璧なまでの味わい。熟成してこそ、その極みを体験できるワインです。

シャトー ラトゥール [2011] 750ml 赤

グロ・フレール・エ・スール/ リシュブールGC

フランス、ブルゴーニュのなかでもヴォーヌ・ロマネ村は、「神に愛された村」と呼ばれます。この村のピノ・ノワールから造られるワインは世界最高峰といわれ、ワイン愛好家のあこがれの地となっています。ヴォーヌ・ロマネには、8つのグラン・クリュがあり、あのロマネ・コンティもそのうちのひとつです。ロマネ・コンティは、世界で最も高価なワインとして有名ですが、ここではそのロマネ・コンティに接していてるグラン・クリュ、リシュブールをご紹介します。

グロ・フレール・エ・スールは、リシュブールのドメーヌで、名門グロ一族が所有しています。グロ一族の歴史は、1830年にさかのぼり、現在4つのドメーヌがあります。グロ・フレール・エ・スールはそのうちのひとつで、1963年に設立されました。

このワインは、みずみずしい果実と複雑なスパイスの香り、ベルベットのようななめらかな味わいです。バランスが非常によく、長い余韻も楽しむことができます。

ガヤ / ガヤ・エ・レイ・シャルドネ

イタリアワインのトップともいえるガヤ。ジョヴァンニ・ガヤがスペインのカタルーニャ地方からイタリアのピエモンテ州に移住し、1859年にワイナリーを設立しました。現在の当主は、4代目のアンジェロ・ガヤ。ピエモンテの伝統的なワイン造りを守りながら、革新的な技術、設備を取り入れ、世界的な地位を獲得しました。

ガヤ・エ・レイは、アンジェロ・ガヤが初めて手掛けたシャルドネ100%のワインで、10年以上の熟成のポテンシャルがあります。熟した果実の凝縮感のある香りと、はっきりとしたミネラル感が感じられます。酸は美しく、しっかりとしたストラクチャー。艶美なワインで、「イタリアのモンラッシェ」ともいわれています。

ボデガス・ベガ・シシリア/ ウニコ・レセルバ・エスペシアル

ボデガス・ベガ・シシリアは、マドリッドの北方、リベラ・デル・ドゥエロに位置しています。ワイナリーの歴史は、1864年、リビオ・ルカンダがフランスから持ち込んだ苗木をこの地に植えたことから始まります。そして、リビオの息子、エロイ・レカンダが1868年ボデガス・ベガ・シシリアを設立しました。現在は、新しい設備を備えつつ、クラシックな味わいを守り、スペインのトップ・ワイナリーとして君臨しています。

ウニコ・レセルバ・エスペシアルは、10年もの歳月をかけて造られるこだわりにこだわりを重ねた極上ワイン。熟したカシスやプラムなどの果実の香りと、リコリス、タバコ、なめし皮などのアロマが交錯します。香りで感じる凝縮した果実味が口でも感じられ、力強さ、きれいな酸、緻密なタンニン。大変優雅なワインで、「スペインのラトゥール」とも呼ばれています。

まとめ

ワイン愛好家があこがれる、人生で一度は飲んでみたいワインたち。唯一無二のこれらのワイン、手に取ってみてコレクションの中に加えてはいかがでしょうか。

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