ヴォルネー村の至宝──ドメーヌ・アンリ・ボワイヨが紡ぐ赤ワインの芸術

ヴォルネー村の至宝──ドメーヌ・アンリ・ボワイヨが紡ぐ赤ワインの芸術
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こんにちは、ワインネーション編集部です!

今回ご紹介するのは、ブルゴーニュ愛好家なら誰もが憧れるドメーヌ・アンリ・ボワイヨが造る、ヴォルネー村の赤ワイン🍷✨

1630年から記録に残るヴォルネーで最も古い家系の一つ、ボワイヨ家。その長い歴史の中で培われた技術と哲学が、1本1本のワインに息づいています。

今回は、ヴォルネー村の優れたプルミエ・クリュ(1級畑)から生まれる3本のワインを、畑の個性、醸造哲学、そしてテイスティングノートとともに深く掘り下げていきます🍇

🍷 ドメーヌ・アンリ・ボワイヨとは?

アンリ・ボワイヨとギヨーム親子
左:ギヨーム、右:当主アンリ・ボワイヨ

1630年から続く、ヴォルネー最古の家系

ボワイヨ家は、1630年からの記録に残るヴォルネー村で最も古い家系の一つ。ドメーヌの創業は1885年で、現在の当主アンリ・ボワイヨは5代目にあたります。

その息子ギヨームは2006年からドメーヌに参画し、2012年から赤ワインの醸造を、そして2021年からは全ての醸造を引き継ぎ、6代目としてドメーヌを担うことになりました。

ピュリニー・モンラッシェとヴォルネーを中心に約17haの畑

ドメーヌは、ピュリニー・モンラッシェヴォルネーを中心に約17haの畑を所有。白ワインと赤ワイン、両方で高い評価を得ています。

また、1996年には白ワインのネゴシアンものを造るメゾン・アンリ・ボワイヨを設立。プルミエ・クリュやグラン・クリュはテロワールを表現するため、各畑1生産者だけからブドウもしくは果汁の状態で購入しています。

※2005年ヴィンテージ以降は、自社畑からのワインはドメーヌ・アンリ・ボワイヨ、ネゴシアン部門のワインはアンリ・ボワイヨとラベルに表記されています。

🌿 畑と栽培哲学──リュット・レゾネ(減農薬農法)

ドメーヌ・アンリ・ボワイヨは、リュット・レゾネ(減農薬農法)を実践し、できるだけ化学物質の使用を抑えています。

  • 年に10回程度畑を耕す:除草剤は使用していません
  • 春には摘芽:余分な芽を取り除き、栄養を集中
  • 夏にはグリーン・ハーヴェスト:未熟な房を間引き、品質を高める

非常に厳しい選果

ドメーヌ・アンリ・ボワイヨは、非常に厳しい選果をすることで知られています。

  • 手摘み収穫する際に選果
  • トラックに積む前に再度選果

そのため、収量は低く、白の平均収量は45hl/ha、赤の平均収量は35hl/haですが、年によっては赤の収量が15hl/haまで落ちることもあります。

また、メゾンの買いブドウでも、契約生産者と非常に密な関係を保ち、収穫日を自分で決めたり、一緒に収穫を行っています。

🍇 赤ワインの醸造──ヴィニフィカシオン・アンテグラル

醸造所での葡萄の投入
収穫した葡萄を醸造タンクへ

伝統的な醸造プロセス

赤ワインは、以下のプロセスで醸造されます:

  • 100%除梗
  • ステンレス製53hlの開放槽にて約12日間低温マセラシオン
  • 温度管理しながら約15日間アルコール発酵
  • ピジャージュ、ルモンタージュを実施
  • 発酵後に5日間マセラシオン
  • 228リットルの樽(新樽比率40〜70%程度)で15〜18ヶ月間熟成

ヴィニフィカシオン・アンテグラル(全樽発酵・熟成)

2018年ヴィンテージから、赤の全てのグラン・クリュとプルミエ・クリュにおいて、発酵から熟成まで新樽で行うヴィニフィカシオン・アンテグラルを実施。

  • 発酵は通常(2〜3週間)よりも長く、約1ヶ月
  • ピジャージュやルモンタージュを行わず、代わりに1日に2-3回樽を回転させる
  • 発酵後、樽から出し圧搾、また同じ樽に戻し熟成

このために、発酵後に全ての粕を取り出せるように樽会社と蓋のところに十分に大きい扉が付いた特別な樽を開発。

非常に手間も時間もかかるが、新樽の中で発酵が起きることによって、新樽の派手なニュアンスが無く、まるみがあり、馴染んだ味わいの艶やかなワインになるという。

また、白・赤共に、発酵時に使用しているのは野生酵母のみです。

🗺️ ヴォルネー村の畑──テロワールの個性

ヴォルネー村の畑地図
ヴォルネー村の畑地図(番号はドメーヌ・アンリ・ボワイヨの所有畑)

ヴォルネー村は、コート・ド・ボーヌの中でも特にエレガントで繊細な赤ワインを生む産地として知られています🍇

ドメーヌ・アンリ・ボワイヨは、ヴォルネー村に複数のプルミエ・クリュ(1級畑)を所有しており、それぞれの畑の個性を最大限に引き出すワイン造りを行っています。

🍷 おすすめのヴォルネー村 赤ワイン3選

1. ドメーヌ アンリ ボワイヨ ヴォルネー レ・カイユレ [2022]

ドメーヌ アンリ ボワイヨ ヴォルネー レ・カイユレ 2022

📍 畑の特徴

レ・カイユレは、数あるヴォルネー1級畑の中で最も優れたワインを産する畑として知られています。

  • 所有面積:約0.6ha
  • 平均樹齢:50年超え
  • 標高:280〜300m
  • 土壌:石灰質、小石が多い(Caillerets = 小石の意)

🍇 テイスティングノート

ボワイヨは健全なブドウの粒だけを厳選。カシスやブルーベリーなどの芳醇なアロマにスパイスやモカなどのニュアンスが加わった甘美で複雑な香り。

キメ細かく滑らかなタンニン、深みのある味わいを表現しています。熟成により華やかな風味を発揮していく艶やかなワイン🍷✨

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2. ドメーヌ アンリ ボワイヨ ヴォルネー レ・フレミエ [2022]

ドメーヌ アンリ ボワイヨ ヴォルネー レ・フレミエ 2022

📍 畑の特徴

レ・フレミエは、ポマール村に隣接した1級畑で、ヴォルネーの香り高さと繊細さ、ポマールの力強く厚みある果実味という、それぞれの長所を兼ね備えた畑です。

  • 立地:ポマール村との境界
  • 標高:260〜280m
  • 土壌:石灰質と粘土のバランス

🍇 テイスティングノート

サクランボやカシスなどの魅惑的なアロマと、非常にきめ細かい上質なタンニン、そしてしっかりとしたミネラルを思わせる風味

素晴らしいバランスをもつ華やかなワインで、ヴォルネーとポマール、両村の良いとこ取りをしたような魅力があります🍷

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3. ドメーヌ アンリ ボワイヨ ヴォルネー レ・シュヴレ [2022]

ドメーヌ アンリ ボワイヨ ヴォルネー レ・シュヴレ 2022

📍 畑の特徴

レ・シュヴレは、ムルソー村側に接する1級畑で、ドメーヌは約2haを所有しています。

  • 所有面積:約2ha
  • 平均樹齢:約60年
  • 立地:ムルソー村との境界
  • 土壌:石灰質主体

🍇 テイスティングノート

収量は低く抑えられ、完熟した赤や黒のベリー系果実のアロマとモカのような複雑味。

リッチで引き締まった味わいで、バランスに優れています。長い熟成の世界も楽しめるワインです🍷✨

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🍽️ ペアリング提案

ヴォルネー村の赤ワインは、その繊細さとエレガンスから、幅広い料理と相性抜群です🍴

おすすめの料理

  • 鴨のロースト:カイユレの深みと相性抜群
  • 牛フィレ肉のステーキ:フレミエの力強さが引き立つ
  • ジビエ料理(鹿、猪):シュヴレの複雑味とマッチ
  • 熟成チーズ(コンテ、ブリー):どの畑のワインとも好相性
  • マッシュルームのリゾット:ピノ・ノワールの土っぽさと調和

🌡️ 飲み頃と保存

飲み頃

  • 現在〜2030年:若々しい果実味を楽しむ
  • 2030〜2040年:熟成による複雑味が花開く

保存条件

  • 温度:12〜15℃
  • 湿度:60〜70%
  • :暗所で保管
  • 振動:できるだけ避ける

✨ まとめ

1630年から続くボワイヨ家の伝統、リュット・レゾネ(減農薬農法)による丁寧な栽培、そしてヴィニフィカシオン・アンテグラル(全樽発酵・熟成)という革新的な醸造技術。

ドメーヌ・アンリ・ボワイヨのヴォルネー村赤ワインは、伝統と革新が融合した、ブルゴーニュ・ピノ・ノワールの至宝です🍷✨

グラスを傾けるたび、ヴォルネー村のテロワール、ボワイヨ家の想いを感じることができるでしょう。

ぜひ、この機会に手に取ってみてください🍇

▶ ドメーヌ・アンリ・ボワイヨの他のワインを見る

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