no family trees, no dusty bottles, just quality wine 家系図を持つような伝統もない、埃を被ったヴィンテージボトルもない、あるのは品質の高いワインのみをモットーにチリのワイン業界をリードし続けている存在です。 モットーの通り、手頃な価格から手に入るにも関わらず、ワイン好きでも驚くほど質の高いワインをつくりだしています。 そんなコノスルワインの中で、今回クローズアップするのは「ピノ・ノワール」です。
コノスルワインと「ピノ・ノワール」
ピノ・ノワールといえば、フランスの銘醸地ブルゴーニュ地方を代表するブドウ品種です。豊かな果実味に滑らかなタンニン。エレガントな味わいから「ワインの女王」とも呼ばれています。 「チリ」のコノスル。はじめからこのブルゴーニュ地方の代表品種「ピノ・ノワール」の栽培や醸造に成功したわけではありません。 栽培も醸造もとても難しいピノ・ノワール。「色づきは悪く、醸造も難しく、理解不能」と、コノスルの生産者たちの悩ませるばかりでした。 けれど、どんなに難しくても、コノスルはピノ・ノワールワインへの挑戦を諦めませんでした。1999年に「ピノ・ノワール・プロジェクト」を開始。 ブルゴーニュのピノ・ノワールの達人、ドメーヌ・ジャック・プリュールのマルタン・プリュール氏に助言を得て、コノスルはプレミアム・ピノ・ノワールの生産に成功したのです。コノスルワイン「ピノ・ノワール専用セラー」
コノスルには「通常のセラー」の他に、「ピノ・ノワール専用セラー」があります。 マルタン氏の助言から、ワイナリーの一部を改築して、プレミアムピノ・ノワールを仕込むための専用セラー「マルタン・セラー」と名付けられた別館をつくりました。 この「マルタン・セラー」は大きな成果をもたらします。そこで、2009年により高品質なピノ・ノワールづくりをするため「ピノ・ノワール専用セラー」がつくられました。 このピノ・ノワール専用セラーで、ブルゴーニュの伝統的なワイン造りとコノスルの最先端の技術が融合。コノスルのプレミアム・ピノ・ノワールがつくられています。ピノ・ノワールに最適な畑「エル・トリアングロ」
コノスルは「ピノ・ノワール プロジェクト」の開始にあたり、チリ全土を巡ってピノ・ノワールに最適な環境を探し回りました。 中でも「エル・トリアングロ」はピノ・ノワールのために見つけだされた素晴らしい畑です。「エル・トリアングロ」冷たく涼しいカサブランカ・ヴァレーにあります。朝霧が良く発生するので、ゆっくりとした葡萄の成熟を促します。 ゆっくりと畑で育ったブドウは丁寧に手摘みされ、手作業で選別されます。丁寧に育てて選ばれた最良のブドウだけが、コノスルのプレミアム・ピノ・ノワールに使われています。最高級のピノ・ノワール「オシオ」
コノスル オシオ ピノ ノワール [2019] 750ml・赤
コノスルの最高級ワイン「オシオ」。 チリのブドウとテロワール、銘醸地ブルゴーニュの伝統技術の融合で、生まれたプレミアム・ピノ・ノワールワインです。 チリのベスト・ピノ・ノワールとして世界中で称賛されています。 発酵、熟成はピノ・ノワール専用セラーで行い、発酵槽はブルゴーニュで伝統的に使用されているオープントップタンクを使用。足踏みでブドウを破砕して発酵。フレンチオーク100%の新樽で12ヶ月熟成されます。 ブラックチェリー、カシス、ラズベリーの凝縮された果実の香りにスミレの花、紅茶、トリュフのニュアンス。クローブやチョコレートのような甘いノートと檜の香りが複雑に絡み合います。 口に含むとキメの細かいタンニン、滑らかなボディが感じられ、豊かな香りを放ちながら喉を滑り降りていき、とても長い余韻を残します。 よく合う料理は、フィレステーキや、鶏肉。甘辛い醤油など和食との相性がよいのもピノ・ノワールの特徴です。寿司やすき焼きなんかとのペアリングもおすすめ。幅広い料理に合わせることができます。
オシオのセカンドライン「20バレルリミテッド エディション」
コノスル 20バレル リミテッド エディション ピノ ノワール [2020] 750ml・赤
プレミアムワイン「オシオ」のセカンドワイン的存在「20バレルリミテッド エディション」。 葡萄の産地や製法から樽熟成までは全てオシオと同じように造られます。 輝きのあるルビーレッドの、エレガントで官能的なピノ・ノワール。フレッシュなチェリー、苺、ラズベリーやプラムの香りしっかりとした果実味の中に、なめし皮やスモークのヒントが全体を引き締めます。 料理はサーモンなど脂のしっかりと乗った魚や、豚肉と良く合います。サーモンのムニエルやクリームパスタとの合わせもおすすめです。オシオと同じく、和食ともよく合います。
気軽に楽しめるピノ・ノワール
コノスルは、プレミアムワインばかりでなく、気軽に楽しめるピノ・ノワールも豊富です。今回は個性ある2つのボトルを紹介します。「オーガニック」ピノ・ノワールワイン
認定を受けた有機栽培葡萄のみを使用して造られたオーガニックワイン。 ラベルに描かれた自転車は、毎日、自転車でブドウ畑を動き回るファーマーたちを表しています。ファーマーたちの努力とチリの大自然が、土からの旨味たっぷりのぎゅっと凝縮された味わいを生み出します。 深い赤色で甘みのあるストロベリーやプラムなどの香りが中心。フレッシュで澄んだプラムを思わせる果実味ときれいな酸味、柔らかなタンニンの優しい味わいです。 おすすめの料理はチキンやキッシュ。クリーム系のパスタやスパイシーな香りの料理も好相性です。ちょっと面白い合わせで、エスニックなガパオライスや麻婆豆腐との合わせもおすすめです。
冷やして飲むピノ・ノワール!?「ビシクレタ クールレッド」
赤ワイン コノスル ピノ ノワール ビシクレタ クールレッド 750ml 赤
『冷やして美味しい』ようにつくられた、「ビシクレタ クールレッド」。 暑い夏には避けたくなってしまう赤ワインですが、クールレッドなら冷やしてすっきりと飲むことができます。 チェリー、ブラックベリー、プラムなどのフレッシュな果実に、少なめのタンニン。タンニンが多い赤ワインは冷やすと苦味を感じやすいので、クール・レッドはタンニン少なめで作ってあります。冷やしても苦味を感じることなく、フレッシュな果実味と旨味を楽しめます。 氷を入れてカクテルにしたり、クーラーボックスに入れてお花見などアウトドアシーンに持って行くのもおすすめ。これからの季節にもぴったりのワインですよね。