こんにちは、ワインネーション編集部です!
ボルドーワインの愛好家であれば、その名を聞いただけで背筋が伸びるようなシャトーがいくつかあります。その中でもシャトー・レオヴィル・ラス・カーズは、サン・ジュリアンの至宝として長年にわたり世界中のワイン愛好家を魅了し続けてきました🍷✨
今回ご紹介する2023年ヴィンテージは、専門家たちから驚異的な評価を受け、ジェーン・アンソン氏が「So so good(本当に素晴らしい)」と絶賛した注目のヴィンテージです。この記事では、なぜこのワインがこれほどまでに高く評価されているのか、その魅力を深く掘り下げてご紹介します。
🍷 シャトー・レオヴィル・ラス・カーズとは
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズは、1855年のメドック格付けで第2級に認定されたシャトーですが、その実力は「スーパーセカンド」と称され、第1級に匹敵する、あるいはそれを超えるとも言われています。
実際、シャトー自身も2級という格付けに満足しておらず、表ラベルにはあえて2級の表記をしていません。これは、常にトップクオリティを追求し続けるという気概の表れなのです🔥
📍 ポイヤックに隣接する特別なテロワール
レオヴィル・ラス・カーズの畑は、サン・ジュリアンの最も北に位置し、すぐ隣はあのシャトー・ラトゥール(第1級)です。両者を隔てるのは、わずかな小川「リュイソー・ド・ジュイヤック」のみ。この立地により、ラス・カーズのワインはサン・ジュリアンの優雅さとポイヤックの力強さを併せ持つという、他にはない個性を獲得しています。
特に「グラン・クロ」と呼ばれる50ヘクタールの区画は、ジロンド川に近く、深い砂利質土壌が特徴。この土壌がカベルネ・ソーヴィニヨンの完璧な成熟を促し、ミネラル感と凝縮感を生み出すのです。
✨ 2023年ヴィンテージの卓越性
では、2023年ヴィンテージがなぜこれほどまでに特別なのでしょうか?
🍇 ブレンド構成
- カベルネ・ソーヴィニヨン 86%
- カベルネ・フラン 10%
- メルロー 4%
この構成からもわかる通り、2023年はカベルネ・ソーヴィニヨンへの傾倒が際立つ年でした。これは、ヴィンテージの特性として、カベルネが最高の成熟を見せたことを意味しています🍇✨
🌟 専門家たちの絶賛コメント
「So so good, with a balance and classicism that delivers on the best of the vintage.」
— Jane Anson, Inside Bordeaux(98点)
ジェーン・アンソン氏は、2023年ラス・カーズを98点という高得点で評価。「このヴィンテージの最高のものを届ける、バランスと古典性」と称賛しています。
「Impressive in terms of persistence, this is a worthy follow-up to the magnificent 2022」
— Neal Martin, Vinous(95-97点)
ニール・マーティン氏も、「素晴らしかった2022年に続く、見事な後継者」と評価。余韻の持続性を特に高く評価しています。
「the 2023 Léoville Las Cases is one of the more serious, structured wines of the vintage」
— William Kelley, The Wine Advocate(94-96点)
ワイン・アドヴォケイトのウィリアム・ケリー氏は、「このヴィンテージの中でも最も真摯で、骨格のあるワインのひとつ」と表現。2001年ヴィンテージの現代版と評しています。
🎯 テイスティングノート:完璧なバランスとは
2023年ラス・カーズの特徴を一言で表すなら、「グラヴェル(砂利)とグラファイト(黒鉛)の核を持つ、クラシックとモダンの融合」です。
グラスに注ぐと、カシスやブルーベリーの深い果実味が立ち上り、その奥にアニス、フェンネル、コーラ、エスプレッソ、イカ墨といった複雑なニュアンスが層をなしています。口に含むと、テクスチャードなスレートタンニンがしっかりと構造を形成し、長い余韻へと続きます。
ジェームズ・サックリング氏(97-98点)も「グラファイト、鉛筆の芯、砕いた石、クルミ、カシスの果実」という表現で、このワインのミネラル感と奥深さを讃えています。
👨 デュロン家の哲学
現オーナーのジャン・ユベール・デュロン氏は、2000年に父ミッシェル・デュロン氏の跡を継ぎ、シャトーを率いています。威厳と風格を持つ彼は、華やかなパーティーよりも畑と醸造に情熱を注ぐ人物として知られています。
🔍 デュロン家の二つの信念
1. テロワールの表現
それぞれのワインが、その土地のテロワールを忠実に表現していること。レオヴィル・ラス・カーズであれば、サン・ジュリアンの骨格、調和、複雑味、熟成のポテンシャルを有していることが求められます。
2. 食事との調和
ワインは単体で飲むものではなく、食事とともに楽しむもの。そのため、酸味と熟成のバランスが取れたスタイルになるよう、細心の注意が払われています🍽️🍷
デュロン家は財力のある一族であり、2016年の長者番付では3億2000万ユーロの資産で217位にランクイン。しかし、その富を誇示することなく、ただひたすらに極みを目指す探求を続けているのです。
🍾 今、このワインを選ぶべき理由
では、なぜ今シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ 2023を手に入れるべきなのでしょうか?
💎 投資価値と熟成ポテンシャル
専門家たちが口を揃えて指摘するのは、このワインの「忍耐を要し、報いる」性質です。ウィリアム・ケリー氏は「忍耐を要し、そして報いるだろう(require and reward patience)」と述べています。
つまり、このワインは今飲むためのものではなく、10年、20年と熟成させることで真価を発揮するワインなのです。ボルドーの偉大なヴィンテージは、時間とともに価値が上昇する傾向があります。2023年は、その候補として非常に有望です📈✨
🎖️ 「スーパーセカンド」の実力
1855年の格付けは歴史的に重要ですが、現代の評価では、ラス・カーズは実質的に第1級に匹敵する品質を持つとされています。それでいて価格は第1級よりも手が届きやすい。このコストパフォーマンスの高さも、大きな魅力です。
🌍 世界が認める品質
ボルドー・インデックス、ジェーン・アンソン、ニール・マーティン、ロバート・パーカーのワイン・アドヴォケイト、ジェームズ・サックリング──世界の主要なワイン評論家が揃って高得点をつけるヴィンテージは、そう多くありません。2023年ラス・カーズは、間違いなくその一つです🌟
🍷 味わい方のご提案
このワインは、デキャンタージュを推奨します。若いうちは強いタンニンが支配的ですが、空気に触れさせることで徐々に果実味が開き、複雑なアロマが花開きます🌹
🍽️ ペアリング提案
- 熟成された牛肉のステーキ:赤身の旨味とワインのタンニンが絶妙にマッチ
- ラムのロースト:ハーブの香りがワインのスパイシーなニュアンスと調和
- 熟成チーズ(コンテ、パルミジャーノ):ワインの複雑味を引き立てる
- ジビエ料理:鹿肉や鴨のコンフィなど、力強い味わいと好相性
🎁 まとめ
シャトー・レオヴィル・ラス・カーズ 2023は、サン・ジュリアンの伝統と革新が融合した、まさに「完璧なバランス」を体現するワインです。専門家たちの絶賛、デュロン家の揺るぎない哲学、そして特別なテロワールが生み出すこのワインは、今手に入れておくべき価値ある一本と言えるでしょう。
グラスを傾けるたび、ボルドーの偉大な歴史と、デュロン家の情熱を感じることができるはずです🍷✨