こんにちは、ワインネーション編集部です!
今回ご紹介するのは、ブルゴーニュワインの愛好家なら誰もが知る名門ルイ・ジャドが、アメリカ・オレゴン州で手掛ける特別なプロジェクト「レゾナンス」です🍷✨
1859年の創業以来、ピノ・ノワールの銘醸地ブルゴーニュでワインを造り続けてきたルイ・ジャドが、なぜ新天地オレゴンへと挑戦したのか。そして、そこから生まれるワインにはどんな魅力があるのか。3つの厳選ピノ・ノワールとともに、レゾナンスの世界をご案内します。
🍇 レゾナンス誕生の物語
ブルゴーニュの名門が選んだ新天地
2013年、ルイ・ジャドはアメリカ・オレゴン州のウィラメット・ヴァレー地区、ヤムヒル・カールトンにあるレゾナンス・ヴィンヤードを購入し、新たな挑戦を始めました。この冒険的ともいえる事業に踏み出す前に、ルイ・ジャドは何度も現地へ足を運び、畑だけでなく、そこから生み出されるワインや働く人々と対話を重ねました。
そして確信したのです。「ここは、ルイ・ジャドの新しい出発に絶好の地だ」と。このプロジェクトを『レゾナンス』(共鳴)と名付けたのは、ブルゴーニュとオレゴンのテロワールが共鳴し、新たなハーモニーを生み出すという願いが込められています✨
🍷 伝説の醸造家ジャック・ラルディエール
この壮大なプロジェクトを遂行するために、ルイ・ジャドは最強のチームを編成しました。その中心にいるのが、42年間ルイ・ジャド社の醸造責任者を務めたジャック・ラルディエールです。
1948年生まれのラルディエールは、パリのパスツール研究所でボージョレの自然派ワインの祖ジュール・ショヴェの指導を受け、1970年にルイ・ジャドに入社。ビオディナミを駆使してエネルギーあふれるワインを生み出し、ルイ・ジャドの屋台骨を支えてきました。2012年に65歳で定年引退した後、翌年からマネージング・ダイレクターのチボー・ガジェとともに、このオレゴンのプロジェクトに専念しています。
現在、レゾナンスの醸造には2017年にルイ・ジャド社から赴任したギヨーム・ラルジュがあたり、ラルディエールの哲学を受け継ぎながら、新天地でのワイン造りに取り組んでいます。
🌄 オレゴン・ウィラメット・ヴァレーのテロワール
なぜオレゴンだったのか?
カリフォルニアには、ソノマ・コーストやカーネロス、サンタ・リタ・ヒルズなど、ブルゴーニュ品種に適した産地が数多く存在します。それにもかかわらず、ルイ・ジャドがオレゴンを選んだのには明確な理由がありました。
- 冷涼な気候:ブルゴーニュ同様、ピノ・ノワールに適した冷涼な気候
- 小さなコミュニティ:ブルゴーニュのように小規模で密接なワインコミュニティ
- 先人の成功:1988年にジョゼフ・ドルーアンが進出し、成功を収めていた
今では、ルイ・ミシェル・リジェ・ベレールやジャン・ニコラ・メオ、ドミニク・ラフォンなど、ブルゴーニュのトップ生産者たちがオレゴンに進出しています。
🍇 レゾナンスの自社畑
レゾナンスは現在、ウィラメット・ヴァレー地区に3つの自社畑を所有しています。
- レゾナンス・ヴィンヤード(A.V.A.ヤムヒル・カールトン):1981年に植えられた自根の樹。古い海洋性堆積物のウィラケンジー土壌と玄武岩のヤムヒル土壌。灌漑なしの自然栽培。
- デクヴェルト・ヴィンヤード(A.V.A.ダンディー・ヒルズ):すり鉢状の地形で、粘土とロームを含むジョリー土壌。1999年に接ぎ木で植樹。
- エオラ・アミティ・ヒルズ:さらに拡大中の自社畑。
それぞれの畑が異なる土壌と微気候を持ち、ブドウに独自の個性を与えています。火山岩土壌と海洋性土壌が入り交じった土壌は、潮のしぶきと鉄分を感じさせる独特のミネラル感を生み出します🌊
🍷 おすすめのレゾナンス ピノ・ノワール 3選
それでは、レゾナンスが手掛ける3つのピノ・ノワールをご紹介します。それぞれ異なるテロワールと個性を持ち、オレゴンとブルゴーニュの融合を感じることができる至宝のワインです✨
1. レゾナンス ウィラメット ヴァレー ピノ ノワール 2021
価格:¥6,314(税込)
レゾナンスとデクヴェルト、そして購入した複数の畑のブドウをブレンドした、レゾナンスのスタンダードライン。20%新樽で13ヶ月間熟成されています。
テイスティングノート:
ストロベリー、チェリー、バラ、オレンジの皮、甘草の表情豊かな香りとエレガントな口当たり。多くのフルーツのニュアンスが調和する素晴らしい味わいです。レッドチェリーにダークチェリーが交じり、湿った黒い土、肉厚なテクスチャー。精妙さよりはおおらかさが目立ち、スパイシーで火山岩を感じさせるミネラル感、フィニッシュは塩気をたっぷりと帯びています。
おすすめペアリング:
ローストダックやジビエ料理、マッシュルームのリゾット、熟成チーズなど。果実味とミネラル感が豊かな料理と相性抜群です🍽️
2. レゾナンス レゾナンス ヴィンヤード ピノ ノワール 2017
価格:¥9,261(税込)
レゾナンスのフラッグシップ。1981年に植えられた自根のブドウから造られる特別なキュヴェです。新樽50%で15ヶ月間熟成。
テイスティングノート:
美しい赤みを帯びた濃い色合い。香りは複雑で、ブラックチェリー、黒トリュフ、スミレの花などが感じられます。口に含むと、タンニンと香りの複雑さが素晴らしいハーモニーを奏で、ミネラル感も感じられ長い余韻があります。クリームをまぶしたストロベリー、クリスマスのスパイスボックス、ジューシーで生き生きしている。丸いテクスチャー、力強く、ダシ的なウマミ、ヴォリューム感が幅広さを保ったまま垂直に落ち、フィニッシュは細く引き締まります。
おすすめペアリング:
牛フィレ肉のロースト、トリュフパスタ、熟成した赤身肉、フォアグラなど。力強さとエレガンスを兼ね備えた料理と最高のマリアージュを楽しめます🥩✨
3. レゾナンス デクヴェルト ヴィンヤード ピノ ノワール 2018
価格:¥9,261(税込)
A.V.A.ダンディー・ヒルズにあるデクヴェルト・ヴィンヤード単一畑から造られるキュヴェ。すり鉢状の地形と粘土・ロームを含むジョリー土壌が特徴です。
テイスティングノート:
美しい輝くガーネット色。ストロベリー、プラム、チェリー、アーモンド、リコリスなどの豊かで複雑な香りがあります。ワインはエレガントな口当たりで、活気に満ちています。非常に長くミネラルをともなった余韻が続きます。ラズベリー、オレンジの皮、クローブ、岩を砕いたようなミネラル感、躍動感があり舌の上でよく動きます。ぽってりとした豊かな味わい、ドライトマト的なうまみ、熟度と酸のバランスがとれハーモニアス。やや厳格さがあり、コート・ド・ボーヌ的な印象を受けます。
おすすめペアリング:
鴨のコンフィ、ラム肉のロースト、ビーフシチュー、トリュフリゾットなど。複雑で豊かな味わいの料理と相性抜群です🍖
🌟 レゾナンスが示す新世界ワインの可能性
ブルゴーニュに通じる「センス・オブ・プレイス」(土地の個性)がオレゴンにはあります。トップドメーヌがオレゴンを開拓しているのも、その可能性にひかれているからでしょう。メオ・カミュゼのジャン・ニコラ・メオは「フレンチ・パラドックス」とブルゴーニュを連想させるオレゴンの将来性を評しました。
レゾナンスのワインは、ブルゴーニュの伝統と哲学、そしてオレゴンの大地のエネルギーが見事に融合した傑作です。初ヴィンテージの2013年から、既に高い完成度を誇り、畑のポテンシャルの高さを物語っています。ビオディナミによって畑がさらに向上していくのは間違いありません✨
「最初からいきなり高水準に到達するのがさすがはジャック。彼のワイン造り歴はほぼ半世紀。ブルゴーニュ不遇の70年代から、有機的な取り組みが始まった90年代を経て、現代まで一線で活動し続ける数少ない醸造家だ。」
自根のレゾナンス・ヴィンヤードの火山岩土壌と海洋性土壌が入り交じった土壌は、潮のしぶきと鉄分を感じさせる独特のミネラル感を生み出します。この唯一無二のテロワールこそが、レゾナンスの真骨頂です🌊🍇
まとめ:新天地への情熱を味わう
レゾナンスは、ブルゴーニュの名門ルイ・ジャドが新天地オレゴンで挑んだ、まさに「共鳴」のプロジェクトです。伝説の醸造家ジャック・ラルディエールが42年間培った技術と哲学を携え、オレゴンの大地と対話しながら生み出されるピノ・ノワールは、ブルゴーニュとは異なる魅力を持ちながらも、確かに「ルイ・ジャドの血統」を感じさせます。
今回ご紹介した3つのピノ・ノワールは、それぞれ異なるテロワールと個性を持ち、オレゴンワインの可能性を感じさせてくれます。グラスを傾けるたび、新天地への探求心と情熱を感じることができるでしょう🍷✨
ぜひ、この機会にレゾナンスのワインをお試しください。ブルゴーニュ愛好家の方にも、新世界ワインに興味をお持ちの方にも、きっと新たな発見と感動をお届けできるはずです。
乾杯!🍷✨