ワイン投資の面白さ

前回、私は「商材」としてワインが非常に面白いと書いた。

酒が飲めない酒屋の主がワインを取り扱う動機も含めて自分なりの「ワインの面白さ」をもう少し掘り下げてみよう

本題に入る前に

ここで一応説明しておくが、私は酒が体質により飲めないのだが、決して味がわからないわけではない、・・・と思う・・・・と信じる・・・

毎回試飲会や展示会では必ず口に含み味わってから吐器に吐く、もちろんそれを繰り返すうちに少しずつアルコールが体内に入っていき気分が悪くなるのだが、水を大量に飲みながら試飲を繰り返す。

見様見真似で、まず口に含み、口をすぼめて口に空気を送り、小さい目の音でジュルジュルいわせながら味わう、なんとも滑稽な感じだが、他の人がそうしているのでそうして味わうようになった。きっと理にかなっているのだろうと思う。

そんな風に味わうのだが、酒が飲めないから味がわからないのではない、自分なりの基準を持って試飲している、別に舌が人より優れているわけではないが、自分自身の基準を持つことが大切だと思っている。

ワインにはヴィンテージがある

前回は4つの角度でワイン投資の面白い理由を述べた

1、ヴィンテージという概念があり、原材料であるブドウのその年の作柄の良し悪しで評価が変わるという点

そう、作柄の良し悪しで評価が分かれるのだが、その製品の100%がブドウそのもの(ブドウと極少量の酸化防止剤)で構成されているため当然といえば当然なのだが

降雨量、日照量、気温、様々な条件が満たされると良いブドウができる、その良いブドウからは素晴らしいワインができる

どこかの造り手が教えてくれた、8割はブドウの出来で2割が人の力によるものだと

ただし少し例外もある、あまり作柄が良い年ではないけれど著名な生産者が造るワインは

より丁寧に栽培や選果をして、足りない養分をできる限り凝縮させようとする

結果例年よりも収穫量が少なくなり出来るワインも少ない、かと言ってそれなりの値段は付けられない 難しいところである、例えば2001年のブルゴーニュワイン

この年は雨が多くブドウの成熟も遅く、全体的にこの地域の評価は低い年になった

優秀な生産者はそのような中、収穫量を抑え出来上がったワインは、非常に酸がしっかりして、やや薄い目の出来上がりとなった。

当初の評価は低かったのではあるが、しっかりとした酸が瓶の中で熟成するうちに、ブルゴーニュらしいワインになった。「ブルゴーニュらしい」は別の機会で説明するにして

つまりそういったことも起きるから面白い

ただし、優秀な造り手のワインはやはり値段も高いし需要も多い

ここらあたりは次に詳しく説明するが

こういった趣向性の高い商品はそれなりの蘊蓄やその時の記憶思い出などと一緒に楽しめる

一つのワインで数ヴィンテージにわたりコレクションしたりするコレクターもいるはずだし、国、地域、造り手セラーがいくつあっても足りない

コレクションできるところも面白い、飲み手も自身の選んだワインの値段が年数を追うごとに高くなることはうれしいはずだ

投資目的で購入する層も多いと考える

纏めると、ヴィンテージ毎の評価がありより趣向性が強い商材で尚且つコレクションすることができて、年数を追うごとに価格も上がっていくということだ

次回は2番目の希少性について書きたいと思っている

Hideo.Mashimo
株式会社ましも 代表取締役:眞下英夫 江戸後期の文久2年(1862年)に眞下市蔵商店として創業し、148年もの長き間地元の皆様にご愛顧頂き、現在は5代目の社長にあたる。ワイン知識ゼロからワインを学び今では4500種を超えるワインを取り扱う。