サステイナブルなワインとは

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近年注目されている「サステイナブル」。あらゆる産業でキーワードになっている言葉です。ワインも例外ではありません。今回は、ワイン造りにおけるサステイナブルについて、そして、サステイナブルな取り組みをしている生産者とワインをご紹介します。

 

サステイナブルとは

サステイナブルとは、「持続可能な」という意味で、将来的に継続できる仕組みのことで、自然環境や資源に悪影響を与えずに活動を維持できることをいいます。その意味は広範囲に渡ります。環境に配慮する「エコフレンドリー」にとどまらず、経済成長や人の健康や福祉といった環境までをも含みます。

2015年の国連サミットでは、「持続可能な開発目標(SDGs(Sustainable Development Goals))」が採択されました。これには17のゴールが掲げられ、人々が目標達成のために行動することが求められています。

 

サステイナブル、オーガニック、ビオディナミ、ナチュラルの違い

ワイン造りでいうサステイナブルは、オーガニック(有機栽培)、ビオディナミ、ナチュラル(自然派)とどのように違うのでしょうか。

オーガニックは、農薬や除草剤など化学のものを排除した農法のことです。オーガニックをさらに進めて、天体の動きに基づいて栽培をおこない、自然の調剤を使用する農法がビオディナミ。そして、醸造で最大限に人の介入をしない昔ながらのワイン造りが自然派です。つまり、オーガニック、ビオディナミ、ナチュラルは、栽培と醸造に焦点をあてています。

ワイン造りにおけるサステイナブルは、オーガニック、ビオディナミ、ナチュラルと重なる部分はありますが、イコールではありません。サステイナブルとは、ワイン造り全体を視野に入れているのです。具体的には、ワイン造りに使用する水やエネルギーの効率化、廃棄物の管理、健やかな土壌と生物多様性の維持、雇用者と従業員の良好な関係、ビジネスの成長、そして、高品質なブドウとワインです。

 

ワイン造りのサステイナビリティ

急速に進む地球温暖化は、ワイン造りにとっても深刻な問題です。温暖化によりブドウの生育がすでに早まっています。温暖化が進むと、いままでその土地に適していたブドウ品種が栽培できなくなるかもしれない、という危機意識も強まっています。

温暖化を防ぐためには、二酸化炭素の排出量を削減することが重要です。畑を耕すために、電動トラクターや馬を使用したり、太陽光発電で電力をまかなったり、水を浄化して再利用することが有効です。

ブドウの栽培では、化学肥料や除草剤、殺虫剤を使用せず、植物由来のものを散布したり、畝と畝の間に植物を植え、土壌の肥沃度や水分量を調整します。

また、敷地内にブドウだけではなく、ハーブや野菜などのほかの植物を植えるなど、生物多様性を保つことで、環境に配慮します。

そして、地方の経済を活性化させるために、地元の住民を雇用するといったこともワイン造りにおけるサステイナブルな取り組みです。

 

サステイナブル・ワイン

サステイナブルとは、オーガニック栽培やビオディナミ農法のように、地球にやさしい栽培と醸造にとどまらないことを理解していただけたでしょうか。つぎに、サステイナブルなワイン生産者とワインをご紹介します。

 

ドメーヌ・ルフレーヴ / マコン・ヴェルゼ

https://s.winenation.jp/view/item/000000008343

フランスのブルゴーニュ地方にある、世界最高峰の白ワインを生み出すピュリニー・モンラッシェの名門であるドメーヌ・ルフレーヴ。すべての畑でビオディナミを実践しています。まだオーガニックが浸透していなかった1990年代に有機栽培を始め、ブルゴーニュのビオディナミの先駆的存在となりました。

ドメーヌ・ルフレーヴは、ビオディナミにとどまらず、サステイナブルな取り組みをしています。たとえば、蔵では、粘土製のレンガを使用することで外気温度を遮断し、湿度を保っているため、エアコンを使用していません。

このマコン・ヴェルゼは、マコネ地区マコンから造られるシャルドネ100%。上級キュヴェに引けを取らない味わいで、大変コストパフォーマンスのよい白ワインです。

洋梨やリンゴの熟した香りとミネラル感が広がり、すがすがしいながら豊かな味わいです。

 

コノスル / オーガニック シャルドネ

https://s.winenation.jp/view/item/000000004116

コノスルは、チリを代表するワイナリーのひとつで、1993年に設立されました。自転車が描かれているエチケットは、コノスルの「環境への取り組み」を表現しています。具体的な取り組みは、自然由来の害虫駆除システム、有機栽培の実践、カーボンニュートラル・デリバリー・ステータスの認証をうけていることなどです。カーボンニュートラル・デリバリー・ステータスとは、製品の輸送時に排出された二酸化炭素を、国際的なプロジェクトであるカーボン・ボンドの購入を通じて相殺するものです。

コノスルの「オーガニック」シリーズは、エコサート(国際有機認証機関)認証を受けた有機栽培のブドウを100%使用したワイン。この「シャルドネ」は、みずみずしい果実のアロマがあふれる味わいの白ワインです。柑橘系フルーツの香りを感じるフレッシュさがあり、土壌に由来するミネラルが感じられます。酸はほどよく、バランスがとれています。魚料理全般、野菜の料理ととてもよく合います。

 

コノスル / オーガニック カベルネ・ソーヴィニヨン & カルメネール & シラー

https://s.winenation.jp/view/item/000000004106

同じくコノスルのオーガニック・シリーズのワイン。プラム、ベリー系の果実の香りが広がり、ナッツやチョコレートのニュアンスが感じられ、深みとコクのある味わいです。肉料理全般に合い、特にステーキやコンフィがおすすめです。

 

ラ・クレマ / ソノマ・コースト シャルドネ

https://s.winenation.jp/view/item/000000000644

ラ・クレマは、カリフォルニアのソノマ・コーストに位置し、1979年に設立されたワイナリーです。天才醸造家グレッグ・ラフォレット氏がワイン造りを築いたラ・クレマは、アメリカのワイン誌『ワイン・エンスージアスト』の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した実績をもっています。

ラ・クレマでは、動物の保護をしたり、太陽光エネルギーを利用したりするなど、サステイナブルな取り組みをおこなっています。

ソノマ・コーストは冷涼な気候で、ブルゴーニュワインと遜色ない繊細なワインが生み出されると評価されています。ラ・クレマは、そのソノマ・コーストのテロワールを最大限に表現したワインを造っています。

そんなこだわりをもったワインを、比較的リーズナブルに楽しむことができるのが、ラ・クレマの人気のゆえんです。

このワインは、レモンなどの柑橘系フルーツ、洋梨の香りが広がり、バニラのニュアンスも感じられ、エキゾチックなおもむきがあります。魚介料理だけではなく、チキンやポークとも相性がいいワインです。

 

ラ・クレマ / ソノマ・コースト ピノ・ノワール

https://s.winenation.jp/view/item/000000000643

同じくラ・クレマのワイン。この「ピノ・ノワール」は、チェリーの熟した香り、ザクロ、ココア、紅茶などの華やかなアロマが幾層にも重なり合います。心地よいタンニンとバランスのとれた酸が広がるジューシーな口当たり。凝縮感と余韻のあるエレガントな味わいです。幅広い料理に合い、特に肉のローストとマリアージュします。

 

まとめ

サステイナブルなワインが注目されている現在、サステイナブルなワインを選ぶということは、美しい地球のためであり、そして次代に引き継がれるワイン造りのフィロソフィーをシェアし、サポートすることです。自然、動植物、環境、そして私たち人類のために、将来を考え、サステイナブルなワインをぜひ選んでみてください。

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