イタリア料理を楽しみながら飲みたい「エミリア・ロマーニャ」のワイン

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美味しい食事で有名なエミリア・ロマーニャ。パルメザンチーズやバルサミコ酢、パルマハムやボローニャソーセージなどなど。世界中の人々から愛される食べ物で溢れています。美味しいイタリア料理にはワインが欠かせませんよね!今回は、そんなエミリア・ロマーニャのワインについてご紹介してます。

エミリア・ロマーニャについて

イタリアの北に位置するエミリア・ロマーニャ州、州都はボローニャです。他にもモデナ、パルマ、フェラーラといったルネサンス都市があり、ヨーロッパの文化・観光の中心地となっています。さらにフェラーリやランボルギーニなどが本社を置く自動車産業の中心でもあります。

エミリア地区とロマーニャ地区の歴史

エミリア・ロマーニャという名前は、州西部から中部にかけての「エミリア地方」と州東南部の「ロマーニャ地方」を組み合わせたものです。

異なる歴史を歩んだエミリアとロマーニャはでは、食文化も異なってきました。ワインはその土地の郷土料理に合わせて造られていくので、食文化が異なる=ワインの特徴も異なります。

エミリアはゲルマン人によって征服され、バターと豚肉がよく食べられてきました。口の中に残る甘みのある脂っこさをリフレッシュしてくれるような、特徴を持ちます。赤のスパークリング・ランブルスコが代表的なラベルです。

一方、ロマーニャは、ローマ人の文化が根付いています。ローマ人の食事はたくさんのオリーブオイルを使って作られます。オリーブオイルは、脂肪ではなくオイルの感覚を口に残します。そのため、ロマーニャでは口の中の風味のバランスを戻すためのワインが造られてきました。

食事とワインのペアリングの大切さも感じる歴史ですよね。

エミリア・ロマーニャのおすすめワイン

歴史も知ったところで、エミリア・ロマーニャ地区で造られるおすすめのワインを紹介していきたいと思います。

エミリア地区

有名な微発泡赤ワイン「ランブルスコ」

エミリア・ロマーニャで一番有名なワインといえばランブルスコ。天然弱発泡性の赤ワインで「ランブルスコ」という名のブドウから造られます。味は甘口から辛口まで様々なので、ボトルの表記で確認しましょう。

【やや辛口】

セッコ(Secco)

セミセッコ(Semi Secco)、アッボカート(Abbocato)

【やや甘口】

アマービレ(Amabile)

【甘口】

ドルチェ(Dolce)

休日のランチは生ハムのサンドイッチやチーズ、サラミと合わせて、キンと冷えた甘口のランブルスコを。甘みのあるランブルスコはしっかりと冷やしてから、飲むのがおすすめです。アルコールが低めなのでランチにもぴったりですよね。

しっかりしたコクと味わいを持つ辛口のランブルスコは豚肉料理と一緒に。煮込んだポークやバターたっぷりのラザニアとマリアージュします。

ロマーニャ地区

イタリアで初めての白ワインDOCG「ロマーニャ・アルバーナ」

アルバーナDOCGはロマーニャ地区で造られる白ワイン。イタリアで初めてDOCGを獲得した白ワインです。アルバーナ種のブドウ100%で造られます。軽いボディで酸味が良く、ピーチとアーモンドのノートが残ります。

味は辛口から甘口まで様々で、ランブルスコのように、辛さがラベルに記載されています。

【辛口】セッコ(Secco)…アルコール度数11.5%以上

【中甘口】アマービレ(Amabile)…アルコール度数12%以上

【甘口】ドルチェ(Dolce)…アルコール度数12%以上

陰干しのパッシートタイプ…アルコール度数15.5%以上

甘口のパッシート・リゼルヴァ…アルコール度数15.5%以上

ロマーニャ地域に関連する多くの歴史と伝説があります。ロマーニャ・アルバーナも古くから造られている、歴史あるワインの一つです。

古代ローマ時代からワインを生産していた豊かなベルティノーロの丘陵地帯に自社畑を有するファットリア・パラディーゾ社のロマーニャ アルバーナ セッコ。辛口の「セッコ」で美しい輝きとしっかりとしたコクを持っています。

タンニンと良質な酸のバランスが逸品「サンジョヴェーゼ」

サンジョヴェーゼは、高い酸としっかりとしたタンニン、そのバランスの良さが高く評価されています。ダークチェリーとブラックフルーツのフレッシュなフルーティーさも魅力の一つです。

サンジョベーゼといえばトスカーナでも有名ですよね。どちらが起源かは未だはっきりとしていないようです。

ロマーニャの人々によると、サンジョベーゼはロマーニャにあるサンタルカンジェロ地区で始まったと言い伝えられています。伝説によると、サンジョベーゼは修道士がジョベ山で育てていたとのこと。1976年、その起源を称えるために、ジョベ山の頂上に記念ストーンが置かれたそうです。

けれど一般的には、サンジョヴェーゼはトスカーナで生まれ、15世紀から16世紀の間にフィレンツェが拡大する際にロマーニャに到達したという説が一番濃厚だと考えられているようです。

どちらが起源であれ、サンジョベーゼブドウの魅力は間違いはありません。

こちらのボトルも紫のニュアンスのある濃いルビー色、熟した果実、スミレの花の香りが特徴。なめらかなタンニンと良質な酸のバランスが素晴らしい、やや辛口のミディアムボディーです。

アペリティーボにぴったりの微発泡ワイン「ピニョレット」

ピニョレットはプロセッコに次ぐ、イタリアを代表するスパークリングワインです。ピニョレットのブドウから造られます。

ピニョレットのほとんどはスプマンテではなくフリザンテ。泡が柔らかく、まろやかです。香りはジャスミンの花と繊細な桃の穏やかな香りで、プロセッコより少ドライ。柑橘類と青リンゴのフレーバーがします。

ピニョレットという名前の小さな村は、なだらかな丘に囲まれ、DOCと中心には小さなDOCGがあります。

チェヴィコのコッリ ロマニョーリ トレッビアーノ ルビコーネは明るい麦わら色にジャスミンを思わせる香りが広がり、スッキリとした辛口ながら、ブドウ本来の甘みも感じることのできる微発泡です。

アペリティフ(イタリアではアペリティーボ)にぴったりの微発泡ワインは、ディナーの前にパルメザンチーズをつまみながら楽しむのがおすすめです。

エミリア・ロマーニャの料理とワインのマリアージュを楽む

イタリアの中でも、美食の地として知られている「エミリア・ロマーニャ」

パルメザンチーズとピニョレットを楽しみながらアペリティーボ。しっかりとコクのあるボロネーゼやラザニアをランブルスコとペアリングしたり。他にもパルマの生ハムやバルサミコ酢などなど。イタリアを代表するエミリア・ロマーニャ料理と一緒に楽しみたいのが同じエミリア・ロマーニャのワインです。

軽く気軽に楽しめるワインが多いのも魅力の一つ。陽気なイタリア人のように、休日のランチに家族で集まって楽しむのもおすすめです!

この記事書いた人

フランス人の夫とポーランドに在住中。週末の楽しみは、ワインに合う料理を作り、食とワインを楽しむこと。フランスやイタリアのワインを飲むことが多いです。辛口の白ワイン、フルーティーで少しタンニンのきいた赤ワインが好物。

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