ワインを持って出かけよう! ~アウトドアでのワインの楽しみ方~

夏といえばアウトドアの季節ですね。

皆さんはピクニックやキャンプには、どんな飲み物を持っていきますか?

やっぱりビール!という方も多いと思いますが、開放的な野外で飲むワインはお家やレストランで飲むワインとは、また一味違った美味しさがあります。

普段はビール派という方も、今年の夏はアウトドアでワインを楽しんでみませんか?

アウトドアでワインを楽しむコツ

コップでOK!気軽に楽しもう

ワインはワイングラスでオシャレに格好良く飲まないといけない、というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、アウトドアではもっと気楽にカジュアルにワインを楽しんでもいいのです。

私は趣味で自宅に様々な種類のワイングラスを集めていますが、アウトドアではキャンプ用のアルミのコップでワインを飲んでいます。大人数でワイワイBBQなんて時は、紙コップでもOKなのです。ワイングラスに比べると香りや味わいは劣るかもしれませんが、外でみんなで楽しく飲むことで、ワインがより美味しく感じられます。アウトドアでは、肩肘張らずに「気軽に楽しく」が重要です。

それでもやっぱりワイングラスがいい!という方はプラスティック製の割れないグラスも販売されているので、活用してみてはいかがでしょうか。見た目のオシャレ度も格段にアップしますよ。

マリアージュは気にしない

お家やレストランでは、ワインに合うおつまみを作ってみたり、料理に合わせてワインを選んでみたりと、料理とのマリアージュも考えながらワインを選ぶことが多いと思いますが、アウトドアは例外です。あまり細かいことは気にせずに、お肉には赤ワイン、魚介類には白ワインくらいのざっくりとした組み合わせで大丈夫です。またロゼワインは色んな料理に合う万能選手なので、アウトドアシーンで大活躍すること間違いなしです。難しいことは考えずに、シンプルに楽しみましょう。

赤ワインも冷やして飲もう

赤ワインは常温で、という話を聞いたことがあると思いますが、常温とはかつてのフランスでの気温(だいたい14~17℃くらい)を指します。現代の日本の暑い夏では30度を超えることも多々ありますよね。特に外では日差しの影響でワインの温度も高くなりがちです。赤ワインはぬるくなると甘ったるく感じて飲み飽きてしまうので、アウトドアでは普段赤ワインを飲んでいる時よりも冷たいくらいの温度でちょうど良いです。初めはやや冷たいくらい冷やし気味にした方が、飲んでいるうちに徐々に温度が上がり、程よい冷え具合になります。

普段なら邪道だと言われるかもしれませんが、アウトドアなら氷を入れてカチ割りワインにしてガブガブいくのも良いですね。自由な飲み方で楽しみましょう。

ワインを冷やす際は、ワイン専用のアイスバッグがおすすめです。ビニールでできているので、氷水を入れてワインクーラーとしても使えます。ワイン1本用のバッグになっているのでワインの持ち運びも楽ちんで、アウトドアにうってつけの便利グッズです。ぜひ上手に活用してみてくださいね。

夜はホットワインでほっと一息

夏とはいえど、夜は冷え込むこともありますよね。キャンプなど外で一晩を過ごす場合は、余ったワインでホットワインを作ってみてはいかがでしょうか?

お鍋にワインとお好きなフルーツやスパイスを入れて温めれば簡単にホットワインが出来上がります。自分でスーパーで売っているシナモンなどのスパイスを自由に入れてもいいですし、便利なホットワイン用のスパイスセットも売られています。

ちなみにホットワインというと赤ワインで作るイメージがあるかもしれませんが、白ワインで作るホットワインもとても美味しいのでおすすめですよ。

ワインを飲まない友人にもワインをおすすめしてみよう

アウトドアは普段ワインを飲まない友人にもワインを好きになってもらい、ワインの飲み仲間を増やすチャンスです。何よりも自分が持っていったワインが好評だと嬉しいですよね。ワインはハードルが高くて苦手と感じている友人も、カジュアルに楽しめるワインの魅力を知って、ワインにハマるきっかけになるかもしれません。気取らず、気軽に皆さんでアウトドアでのワインを楽しんでみてくださいね。

アウトドアワインの選び方

アウトドア用のワインの選び方は、お家やレストランでワインを選ぶ時とはまた違ったポイントがあります。コツを掴めばアウトドアでのワインの楽しみがもっと広がるので、ぜひ参考にしてみてください。

1000円前後の低価格帯ワインがベスト

ワインには適材適所があります。大切な日のお祝い事にはシャンパーニュや普段は飲まないような、中~高価格帯のワインが向いていますが、アウトドアシーンでは1000円前後で購入できるカジュアルなワインでも十分に楽しむことができます。

中価格帯以上のワインになると、タンニンがしっかりと感じられるものが多く、味わいも複雑になるので、ワイン初心者の方にとっては飲みにくいと感じてしまうこともあります。

アウトドアでは口当たりが良くて飲みやすい低価格帯のワインの方が、むしろ人気があるような印象があります。もちろん高いワインは外で飲んでも美味しいことに変わりはないのですが、せっかくの高級ワインはお家でゆっくり味わいましょう。

スパークリングワインを持っていけば間違いなし!

個人的な体験談ですが、アウトドアではスパークリングワインのウケが非常に良いです。

やっぱり暑い夏の日には炭酸などすっきりした飲み物をゴクゴク飲みたくなりますよね。スパークリングワインならビール感覚ですっきりと飲めるので、普段ワインを飲まない方でも喜んで飲んでくれます。飲むときはキンキンに冷やしてから開けましょう。

おすすめワイン

◆ビーニャ バルディビエソ/ バルディビエソ ブリュット ロゼ

辛口ロゼのスパークリングワイン。赤ワインと白ワインの良いとこ取りのロゼワインは、様々な料理との相性がバツグンです。可愛らしいロゼ色のワインでアウトドアが華やかに。

◆メディチ エルメーテ/ クエルチオーリ レッジアーノ ランブルスコ セッコ

タンニンが軽やかな微発泡の赤ワイン。よく冷やして飲むと、暑い日にも飲み飽きしません。BBQなどお肉料理全般にとても良く合います。珍しい赤のスパークリングワインなので、話のネタにもなりますよ。

スクリューキャップがとにかく便利!

アウトドアに持っていくワインはスクリューキャップタイプがおすすめです。

ピクニックやキャンプでは、どうしても荷物が多くなるので、ワインオープナー忘れることも。私もいざワインを飲もう!とした時に、うっかり家にワインオープナーを置いてきたことに気がつき、絶望的な気分になった経験があります。せっかく楽しみにしていた美味しそうなワインが目の前にあるのに、飲めずに重たい思いをして持って帰るなんて残念すぎますよね。

スクリューキャップの例

そこで便利なのがスクリューキャップタイプのワインです。これなら手でキャップを回すだけで開けることができるので、ワインオープナーを用意する手間が省けます。またワインを飲み残してしまった場合も、キャップを閉めて持ち帰ることができるので、カバンの中でワインがこぼれていた!なんて悲劇も防ぐことができます。

おすすめワイン

◆コノスル/ ヴァラエタルシリーズ/ ヴァラエタル リースリング

爽やかな酸味を持ちつつも、ほんのりとした甘みのある白ワインなので、初心者にもおすすめしやすい1本。サラダなどの前菜や、魚介類、レモンを絞った塩味の焼き鳥などと一緒にどうぞ。

赤ワインは軽めのものが◎

アウトドアではワインがぬるくなりがちなので、赤ワインでも普段より冷やし気味にしておくのがポイント。ただし赤ワインは冷やしすぎるとタンニンの渋みを強く感じ、飲みにくくなってしまいます。

そこで赤ワインを選ぶ際は、タンニンがしっかりとした重ためのタイプのものよりも、フルーティで軽めの赤ワインがおすすめです。暑い夏の日に炎天下の中で、ぬるくなった濃くて重たい赤ワインは、あまり飲む気が起こりませんよね。フルーティなタイプの軽めの赤ワインを少し冷やし気味にすると、口当たりがよくなり、暑い中でも美味しく飲むことができます。

おすすめワイン

◆オーバーストーン/ メルロー

フルーティでジューシーな赤系果実のアロマを持つ赤ワイン。程よいタンニンなので、少し冷やして飲むと、暑い日にも心地よく楽しむことができます。お肉料理全般や、味が濃いめのアウトドア料理に合わせて飲みたい1本です。

アウトドアではワインをより身近に感じて、気軽に楽しむことができます。今年の夏はワインを持ってアウトドアに出かけてみてはいかがでしょうか?

逢沢 まいこ
大学時代、ヨーロッパへの留学をきっかけにワインに目覚める。某ワインインポーターにて法人向けの外勤営業として6年間勤務。在籍中にJ.S.A.ワインソムリエ、WSET Level 3を取得。休日に登山やキャンプにワインを持っていき、仲間と一緒にアウトドアでお酒を嗜むことが生きがい。